TOSHIBA COKKING HEATER HP-103K
学生時代、友人と鍋をしている時が最も幸せな時間でした。
あの頃はIwataniのカセットコンロを使っていました。
鍋を突きながら、笑い話をしていても頭の片隅に常にあった事、それはガスの残量です。
どんなに面白い話の流れがあっても、ガス缶の交換という煩わしい作業によって、一旦仕切り直しになるのです!
しかも一気に消えるのではなく、徐々に弱くなっていき、そして消えるのです。時間をかけて。
弱くなってから消えるまでの時間、もうガスの事しか考えられなくなり、会話もままなりません。
材料の買い出しの時から鍋の楽しみは始まっているのですが、ポン酢は忘れなくてもガスを買う事を忘れる事がありますし、忘れていなくても記憶違いで買いそびれる事もあります。
「あ、ガスって家にまだあったっけ??」
「確かまだあったはず」
このパターンで帰ってからガスがないなんて事、皆さんも経験されたのでは?
このガスの問題から解放されるアイテムこそ、東芝 COOKING HEATER です。
火力こそカセットコンロに一歩及びませんが、ガスの残量を意識しなくても良いこの清々しさ、鍋奉行の方には特に理解していただけるのでは。
10年前からこのアイテムを使っているのですが、構造が単純な為か故障知らずです。
一度吹きこぼれると、出力のダイヤルを戻してもガス火の様に直ぐに熱源がカットされないので、しばらく吹き溢れたままになる可愛い欠点もあるのですが、それはテクニックでカバーできます。
鍋好きの方に一度試して頂きたアイテムです。
お気に入りの土鍋がIH非対応でも使えますので。