私の中学時代に熱狂したセガのゲーム機「メガドライブ」の一切合財を処分する事にしました。
それらは実家の屋根裏(友人は正倉院と呼びます)に長らく放置してあったので、ちょっとした宝探しのような気持ちで分け入りました。
そこでは昔が懐かしくなるグッズの数々や、自分で買った記憶がないものなど、色々なものが発掘され、時間を忘れるほど楽しい時間を過ごしました。
本当にこれらを処分していいのか、と気の迷いも出てしまうほどに。
さて、メガドライブ、聞き慣れないゲーム機だと思います。
それはそうでしょう。
当時、国民的ゲーム機の名前を欲しいままにしていた任天堂ファミリーコンピューター。通称ファミコン。
そのファミコン時代後期にセガが送り出したメガドライブ、VISUALSHOCK !(ビジュアルショック!) SPEEDSHOCK !(スピードショック!) SOUNDSHOCK !(サウンドショック!) 時代が求めた、16-BIT !という謳い文句で華々しくとデビューしましたが、日本国内では成功したとは言えず、その販売数で後発のスーパーファミコンにも大きく水をあけられ、割とマイナーな存在になってしまいました。
事実、ソフトの質をみても、万人ウケのするモノは非常に少なかったと記憶しております。
言い方を変えれば、クソゲーの多かった事。
しかし、クソゲーを愉しむのも大人の嗜みとばかりに、気品高くそれらに取り組む事で、良ゲーをプレイするのとはまた違った満足感が得られたものです。
また、ソフトのラインナップは、アーケードの移植ものが多く、ジャンルは必然的にシューティングやアクションに偏っていました。
でもいいのです。80年代末から90年初頭のゲームセンターでの花形はシューティングゲームでした。
当時はゲームセンターに足しげく通い、主にシューティングゲームを楽しんでいたのですが、それらのラインナップが家庭用に移植され、ゲームセンターの興奮をそのままに楽しめる!と期待に胸を膨らませたものです。
しかし、それらの移植は、当然ハードの性能差から多くは大胆なアレンジという名のデチューンが施され、その殆どはテイストが味わえる程度のものでした。
ただ、その様な玉石混交の中から、稀に凄い再現度で移植される作品があり、それを味わってしまうとメガドライブ最高!となってしまうのです。
今思うと、部活では消極的に球を追い掛け、ゲームセンターでは積極的に弾を避けていたなぁ、なんて思い出します。
さて、それらの思い出の品を処分するのですが、それらはダンボール8個分(3辺100cm以上)に及びました。
しかし、これらの多くは中学、高校時代に買ったのではなく、卒業後に当時買えなかったものをチマチマと買い足していった物が殆どです。
つまり、マニアの所業がそこにあるのです。
ダブっている本体も多くあり、また20年以上前の物が新品未開封で保存されているものもあります。
つまり私は、保管用、展示用、使用用というマニアの大原則を実践している、マニアの鑑のような漢なのです。(笑)
海外版メガドライブ(GENESIS)にマウスがあった事も、整理していて気がつきました。
何を思って当時買ったのか、いまいち思い出せません。
ひょっとしたらマーブルマッドネスで使えるとか思ったのでしょうか.....。
しかし、ここで残念なお知らせが...
本体の動作テストをしたのですが、これらメガドライブ3台とワンダーメガは、音が歪んだり、映像が安定しないなど、時の流れを感じさせられる結果に。
残念ながらジャンク扱いでしょう。
しかし、カートリッジは250本全てが動作し、胸を撫で下ろしました。
カートリッジは全て梱包してしまったので画像はありませんが、箱、説明書、応募ハガキなどは殆どのソフトで揃っていて、当時の私のマニア気質が怖くもなりました。眺めて喜んでいたのでしょうかね。いや、当時の私なら紫外線による焼けを恐るはずなので、眺めてもいなかったと思います。
さて、メガドライブ関連はここまでです。
次回はよりディープなアイテムを処分します。