貝印 SELECT 100 ターナー DH-3012
朝起きて黒光りする鉄フライパンを見ると活力が漲ります。
しかしここ数回、このフライパンを焦げ付かせてばかりいます。
特にチキンライスでの焦げ付きは壮絶で、剥がすと煎餅の様なコゲが美味しく、なんとも複雑な気持ちになりました。
焦げ付いたからといって、フライパン表面のザラザラ感を完全に無くす為に洗剤を使うと、これまた逆効果で次の時に焦げ付きやすくなる様です。予想はしていましたが。
しかし、こうなれば一番酷い状態を味わいたくて、洗剤でゴリゴリに洗った状態で餃子を焼いてみました。勿論油は引きましたが、予熱なしの状態に油を回し、その上に餃子を乗せる挑戦的なスタイルです。餃子を乗せてから火をつける事に妙な違和感がありましたが、焦げ付いてみろコラ!ってな気持ちで気合は十分でした。
そこからの焼くプロセスはいつもと一緒で、水を入れて蓋をする蒸し焼きスタイルです。
ぼちぼち水分が飛んできたので、フライパンを揺すってみたのですが、餃子どもはビクともしません。
更に強く揺すると、餃子はブルンブルンって感じのフライパンに根が生えた様な挙動が。
ターナーを入れようとしたのですが、フライパンの縁一杯まで折り重なる様に餃子を詰め込んだ為、なかなかターナーの角がうまく餃子の下に入り込みません。
しかしここで、対餃子の新兵器を投入します。
貝印 SELECT 100 ターナー DH-3012
この"ひっくり返し"、とても薄く作られていて、こんな風にぐねんぐねんと曲げられます。
どんな手強い食材が相手でも、フライパンとの隙間を作る事が出来ると信じて止まないこのターナー、満を持しての投入です。
...画像はありませんので、結果のみを簡単にお知らせしますと、完全敗北です。
この必殺ターナー、グイグイと餃子の下に入れ込むことはできるのですが、抜いた瞬間にまた引っ付く感じで、せっかちの私にはどうする事もできませんでした。
しかし、フライパンが冷めるまで待ったら、もしかしたら上手くいったのでは、と今キーボードを叩きながら思い始めています。
さて、何が言いたかったのかと言いますと、鉄フライパンは毎回洗剤で洗わない方が良いよ、という語り尽くされた事を今更言いたかった訳です。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」 オットー・ビスマルク
今のところ焦げ付きに負けなしのターナーもあります。↓