私はコーヒー党ではないのですが、やっとこさ登った山頂でコーヒーを飲むロマンは理解できます。
まあ、登山もしませんし、コーヒーも飲まないので、これら全てが”エア”なのですが、せめて道具ぐらいは”リアル”でと思い、登山に持参するドリップコーヒーセットの構築に取り掛かりました。
自分で言っていても意味不明なのですが。笑
火元は固形燃料かアルコールストーブか。
日帰り登山でコーヒーをドリップするぐらいならば、アルコールストーブ、又は固形燃料がカセットガス式よりも軽量という結論に至り、とりあえず新しく出たエスビットのポケットストーブのミディアムサイズを買ってみました。
見事に燃料、五徳、風防、これで全て完結。
燃料は溢れたり漏れたりしない一回燃やし切りのパック。
1杯のコーヒーを飲む為に湯を沸かすだけなら、こんなに信頼できるセットは無いと思います。(燃料は余りますが...)
なのですが、これまでアルコールストーブを楽しく触ってきた手前、せっかくですのでアルコールストーブ有りきで選んでいきたいと思います。
今回は 笑’s(sho's) バーナーゴトク H-80 をチョイス
折りたたみ式のコンロや薪ストーブなど、多くのアイディア商品を世に出しているショーズさんのゴトクを買ってみました。
ステンレス製のパーツ3枚を組み合わせるタイプです。
これらは完璧に重ねる事ができるので、とても綺麗に纏まります。
こんな感じでそれぞれを繋げていくことで、五徳が形成されます。
2度ほど使ったところ、こんな色に育ちました。
ですが、使われている0.5mm厚のステンレス板に変形は一切ありません。
さて、この0.5mm厚のステンレス板ですが、しっかりとした物を想像されると意外に柔いな、と。
しかし、0.5mm厚で大丈夫かいな、と思って触ってみると、意外にしっかりしているな、という感じです。
つまり、丁度良いのかも知れませんよ。過不足のない感じで。
上から見ますとこんな形です。
板3枚といっても、真っ直ぐな板ではなく両端に少し角度がつけられてので、完全なトライアングルになるのではなく、少し膨らんだ形状に。
下に引っ掛けるような縁があるのは、トランギアのアルコールストーブの縁にジャストフィットさせ、熱せられたストーブ本体と地面にスペースを設ける為です。(だと思います)
ピッタリ縁に引っ掛かります。
キツくなく、緩々でもない、スッとフィットさせる事ができる素敵なサイズ感です。
う、浮いている!?
こんな風に直接地面に触れない感じにできます。
RSRのトルネード式ですと、こんな風に直になります。
ですが、専用設計のトランギアではなく、今回はより軽量なRSRを使ってみます。
しかし、スノーピークの220マグだと、箸にも棒にもかかりません。
ならば300なら!?
これもダメです。
結局450でもダメで、700でギリギリという感じでした。
ただ、1杯のコーヒーを沸かすには少々デカ過ぎます。
というわけで五徳アダプタ系を試します。
イルサのエスプレッソメーカー用の五徳。
堂々たる風貌。
さすが鋳物。
そして安定感、重厚感!
って重くなったらダメじゃん!
エア登山だからと言って重量やサイズを蔑ろにしてはなりません。
ということで、飛騨コンロに使う様なステンレス網に仮決定。
見栄えはかなり劣りますが、安定感は悪くありません。
なんでしょう...ホタテでも乗っけたくなります。
でも今回はエア炉端焼きで済ましておきしょう。
こんな感じでスノーピーク300チタン、滑る印象ですが、多少傾けてもずれ落ちる事はありませんでした。
ティーパックでお茶を飲むのならこのセットで大丈夫なのですが、ドリップコーヒーとなるともう一つカップが要りますね。
という訳で、次回はスタッキングや最終的な重量に関して検討していきます。
あとコーヒーを淹れる道具と。
まあ、コーヒーは飲まないし、登山もしないんですけどね。