「男のソテーパン」料理編
男のソテーパンという底厚6mmの調理器具ついて、「外見編」、「フタ交換編」と続けてまいりましたが、今回ついに(やっと)「料理編」に入ります。
→底板モンスター「男のソテーパン」(外見編)
→「男のソテーパン」にピッタリのフタを選ぶ
さて、この度の「料理編」ですが、ダッチオーブンやスキレットで数々の料理を作ってこられた「オトコ中村の楽しい毎日」のオトコ中村さん協力の下、検証する事にしました。
私の雑な料理を期待された方には申し訳ありませんが、今回は基本的にオトコ中村さんが調理し、モノ好きBobが撮影という役割で進めていきます。
蒸し焼き
画像の通り、エリンギ、マッシュルーム、タマネギ、かぶらを男のソテーパンに並べてフタをします。
フタはもちろんこの前導入した「プロロジック10インチスキレットカバー」です。
本体の6,5cmという高さ、そしてこのフタがドーム型という事で、割と大きめの野菜もゴロっと入ります。
そして火にかけていきます。
フタを開けると、こんな風に出来上がっていました。
ダッチオーブンでの料理という感じですね。
オリーブオイルをかけて完成。
シンプルなお料理ですが、その味は絶品でした。
きのこのうま味や野菜の甘みが、心地よい食感と共に口の中で解放され、思わず酒が進みます。(これがいけませんでした)
この美味しさ、ダッチオーブンで作ったものに劣るところはありません。
重量級のフタも大活躍です。
レンコンとベーコンのパエリア
ニンニクとベーコンを炒めます。
頃合いを見てパプリカとタマネギを投入。
白ワインも入りましたが、ピンボケ画像でしたので、掲載は見送りました。大分酔いが回ってきています。
大きめに切られたレンコンが入りました。
そこに何時間もかけてダシをとったというオトコ中村さん謹製のスープが入ると、男のソテーパンの驚異の蓄熱でそれは沸き立ちます。
しばらく蒸らし、フタを開けて水分を飛ばし、おコゲを調整して完成。手馴れたものでした。
それもそのはずで、私も何度かパエリアを作ったという記事を書きましたが、オリジナルはオトコ中村さんのレシピです。
これまでにオトコ中村さんが作る様々なパエリアを食べている私は、少々の味では唸らない自信があったのですが、今回のレンコンとベーコンのパエリア、それにもかかわらず、唸る事しきりの素晴らし出来でした。
レンコンの食感、そしてベーコンの香り、何よりダシの良さが上品な味わいとなって訴えてきます。
これも男のソテーパンとプロロジックのスキレットカバーの力でしょうか。
う〜ん、こればっかりはモノの力ではなく、ウデだと思うのですがね。
サイコロステーキ
サイコロステーキも焼きます。
当然美味しいです。
でも、恐らくは肉のせいでしょう。
2回に分けて焼いたので、ユニフレームのスキレットで焼いた物と比べたら良かったのですが、もうこの時には完全に酔っていたので、これを撮影した記憶も曖昧です。
極厚トンテキ
この前にチキンソテーも試したのですが、酔っていたため、憶えていない&マトモな写真がない、という状況です。ピンボケもありました。でも撮影した記憶がないのです。
ただ、皮をパリッとさせる様な強火はこの男のソテーパンに合わない、という意見をオトコ中村さんから頂戴した事は覚えています。
さて、この極厚トンテキですが、ブロック並みの厚みです。
また、チキンソテーの後ですので、鉄板が汚れていますが、気にしないで下さい。
裏返しますが、鉄板の温度が丁度良く、真っ黒に焦げる事はありません。
ただ、この辺りで私は同じ事ばかり喋るという、酔っ払いとしてのステージが一段上がっておりました。
両面に丁度良い焼き目が付いたのでカットしたところ、レアステーキになってしまったので、ここはカットした後にフタをしてもう一度焼く事にします。
これが牛肉ならば良い感じなのですがね。ローストビーフなどは美味しく出来そうです。
また、この時はかなり酔ってはいましたが、豚のレアはやめておくという理性は働いていた模様です。
こんな感じに焼け、ご覧の通り中まで火が通っています。
極厚肉は柔らかく焼けており、その食べ応えは普通のトンテキとは一線を画すもので、大変美味しかったです。
ここらで私の方も完全にデキ上がってしまったので、オトコ中村邸を後にしました。
まとめ
今回、男のソテーパンをスキレットの様に、時にはダッチオーブンの様に使ってみた(オトコ中村さんが)のですが、どの料理も非常に美味しく、感動させられました。
外見編で私が気になっていた溶接の継ぎ目の問題も、何のハンデにもなっておらず、また、パエリアを取り分ける時、垂直にせり上がっている側板が邪魔をして、隅の料理が取り辛いのでは、との懸念も杞憂でした。
ただ非常に重いので、振り回す事は勿論、餃子が焼けた後にお皿を乗せてひっくり返す様な事も難しいです。餃子の場合は余裕をもって並べ、ターナーで取り分ける手法が相応しいという事ですね。
また、強火から弱火、弱火から強火の様な急な温度変化は、男のソテーパンの性格上得意としておりません。
そこいらのフライパンとは違うという事を理解した上で使えという事でしょう。スキレットの延長の様な感じで。
ともあれ、これを触ってから他のスキレットを使うと、なんと扱いやすい!と思う事でしょう。
今はまだ男のソテーパンでしか出来ない料理には出会っていませんが、今までスキレットで作っていた料理をコレで作ると、それまでのものとはまた違った魅力を発見できるかも知れません。
今回、これらの料理が美味しく出来たのは、オトコ中村さんによるところが大きいですが、それに加え、男のソテーパンの持つパワーも間違いなくあったと、そう信じています。
おまけ
男のソテーパンでの料理ができる合間に、生ハムやサラダなどを食べさせてもらいました。
そんなこんなで、美味しいものばかり食べさせてもらうと、やっぱ"モノ"より"ウデ"だな、なんて言葉が頭をよぎるのですが、安心してください。物欲の泉は枯れてはいませんので!
これまで通りのスタンスでモノと向き合っていきたいと思います。
最後になりましたが、これらの料理にご興味をお持ちでしたら、是非ともオトコ中村のさんのサイトに行ってみてください。何でも自作されるオトコ中村さん、たまには失敗もありますが、タダじゃ起き上がらないそのスピリットはとても刺激的です!