調理器具

ナポリ式コーヒーメーカー 「ステラ・ナポレターナ」3カップ用

ナポリ式コーヒーメーカー 「ステラ・ナポレターナ」3カップ用

随分と前にこれとは別のコーヒーメーカーの記事を書きました。

ALESSI アレッシィ エスプレッソメーカー!

今読み返してみると、外観のみのレビューとなっておりイマイチ伝わってこないので、その反省から今回は実際に使って詳しくご紹介していこうと思います。

さて、「カフェ ナポレターナ」とは、

 カフェ・ナポレターナは、イタリア、ナポリ地方に古くから伝わるドリップ式コーヒーメーカーです。シンプルな構造ながら、その仕組みは実に画期的。ボイラーに入れた水を沸かしながら豆を蒸らし、沸騰したところで全体をクルリと上下逆さにします。抽出前にじっくりと蒸らされた豆からは、うまみの詰まった、ドリップとは思えないコクのあるコーヒーを淹れることができます。
直火式エスプレッソが発明されるまで、実はこのナポレターナが、イタリアで最もポピュラーなコーヒーメーカーでした。しかし、直火式エスプレッソメーカーが発売されると、より早く、そしてより濃厚なコーヒーを抽出できるということでその人気は高まり、ナポレターナを使う人は次第に少なくなっていったのです。ただ、現在でもその素朴な味わいを愛するファンは多く、普段はエスプレッソでも、週末など時間のある時にはゆっくりナポレターナでコーヒーを楽しむ、という人も少なくないようです。
ペーパーフィルターを使用しないため、コーヒーに粉が入ってしまいそうですが、抽出前に豆が蒸らされ、膨らんでいることにより、出来上がりのコーヒーにはほんのわずかな粉しか混じりません。
これ1台で香り高いコーヒーが楽しめ、しかもペーパーフィルターのゴミも出しませんので、キャンプなどのアウトドアにもぴったりです。

出典: http://caffettiera-espresso.com/f_stella_napoletana.htm

 

だそうです。
最後の”キャンプなどのアウトドアにもぴったりです。”の一文、まさにその通りだと、キャンプで使う度に実感しております。

早速使ってみます。

先ずはバラします。
4つのステンレス製パーツからできており、またパッキンの様な消耗品はありません。

この部分は「フィルター」という名称だそうです。

そのフィルターに粉を山盛りに入れます。コーヒー豆は好みの焼き方、挽き方のもので良いみたいです。ただ、エスプレッソメーカー用の細か過ぎる粉を使いますと、抽出に時間がかかったり、コーヒーの中に粉が混じりやすくなったりします。
私は毎回中粗挽きを使います。

カップの底で整形してきます。押し過ぎない方が良いと聞きますが、私はペッタンペッタンと聞く耳を持ちません。
この作業は全行程のなかで一番好きです。

いい感じに整いました。

次にこの「ボイラー」というカップに似たパーツを用意します。

ボイラーに水を入れていきます。

水は小さな穴の1cm下ぐらいまでにしましょう。ちなみに欲張ってこれ以上入れると、吹き上がってコンロが水浸しになります。

あ、フィルターに蓋をするのを忘れていました。
転かして粉をこぼさない様に早めに蓋をしておきましょう。
この縁の溝にフィルターカバーの突起を合わせて回して蓋をします。

このパーツが「フィルターカバー」と言います。そのままですが。
縁にあるこの突起に合わせます。

ラーメン屋のコショウに見えますが、フィルターに蓋をした状態です。

いちいち説明が細か過ぎる様にも感じますが、今回は京商ラジコンの説明書以上、レゴの説明書未満を目指しています。

フィルターをボイラーの中に沈めます。

ボイラーに水を入れ過ぎていたら、この時に溢れ出すハプニングに見舞われます。

こんな感じになります。下に水、上に粉という感じになっています。

「サーバー」パーツを上に被せます。

回して取っ手をこの様に合わせます。

サーバーの注ぎ口が裏側となっていて見えませんが、この様な感じになります。

火にかけていきます。
水が熱せられるのと同時に粉が蒸らされます。

別途五徳のアダプターなどがあれば、もっと安定した状態で火にかける事ができます。
(この時は忘れてしまい、恐る恐る五徳に乗せておりました)

このアイテム、自宅で使う場合は必須と言えます。私は自宅用とキャンプ用で2枚買いましたが、あると便利でコーヒー以外にも何かと活用しております。

この様にバーナー端にオフセットしてやる事により、取っ手の過熱を防ぐ事ができます。
でも倒れない様に気をつけましょう。

沸いているかどうかは、この穴を見ていれば分かります。
だんだん湯気が出てきてステンレスの地肌が曇ってきますので、その辺りで火から離す準備をします。

水玉がポロポロと出てくると火から離します。
その時、取っ手が熱くなっている事が多く、鍋つかみやミトンがあった方が安全ですので、用意しておきましょう。

さて、ここからお好み焼きでいうところのひっくり返し的な、ナポレターナ最大の見せ場がやってきます。
心を落ち着かせます。

躊躇する事なく「えいっ!」とひっくり返します。
少しお湯の雫が飛ぶ事もありますが、大失敗は起こりませんので、その辺りのスリルはお好み焼きのひっくり返しに軍配が上がります。

この状態に持ってきますと、コーヒーの香りが辺りに広がります。

上に被さっていたボイラーを外します。
この時、まだお湯が溜まっていたら、おとなしく待ちましょう。

フィルターを外し、ボイラーに置きます。
サーバーの方にはコーヒーができております。

この時はコーヒーカップがなく湯飲みに入れたので、完成の写真は撮っておりません。
これで淹れると少し濃いめのコーヒーになりますので、私は牛乳と1対1で飲んでおります。

とりあえずこんな感じです。


如何でしたでしょうか。

ステラ ナポレターナ3カップ用。
二人で飲むのに丁度良い量なのですが、この濃さのコーヒーをマグカップで飲みたい人には一度に1杯しか作れません。そういう方は5カップ用もありますので、そちらをお勧めします。
が、しかし、こちらのステラ ナポレターナですが、すでにディスコン扱いとなっているのか、私の知るどの通販サイトでも取り扱いがありません。
しかし、同じ理屈の商品は幾つかありますので、アフィリンクではありますが、幾つか貼っておきます。

今回も大の紅茶党であるbobがお送りしました。

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