Kindle Oasis Wi-Fi バッテリー内蔵レザーカバー付属 ブラック
あの電子書籍リーダーのキンドルです。
Kindle(キンドル)とは、Amazon.comが販売する電子書籍リーダー、ならびに、コンテンツ配信をはじめとする各種サービスのことである。 2007年11月に初めて発売された。 単に「Kindle」と言った場合、多くは電子書籍リーダーの専用端末を指すが、その他にスマートフォン向けのアプリや、多用途のタブレット型端末などがある。(IT用語辞典weblioより引用)
今回、親が電子書籍に移行していくいうことで、電子書籍端末を買って欲しいとメールがありました。
そういえば実家に戻るたびに、この本の散らかりは何とかならないものか、と思っておりましたので、この流れは自然に感じます。
しかし、よくよく話を聞くと、ひとり旅の好きな父は旅先に本を持っていく事が多く、何冊も持ち歩く重さや煩わしさを考えると、電子書籍が魅力的に見えたとのことでした。
ただし、私にとってKindleといえば、スマホやタブレットで使うアプリの事で、わざわざ専用端末を買ってまで使う物とは思っていなかったもので、予備知識はほぼゼロです。
という事でKindleの事を少し勉強してみました。
Amazonによりますと、
明るい日差しの中でも反射しない
タブレットやスマートフォンのスクリーンと違って、明るい日差しの中でもまぶしい光の反射はなく、本物の紙のような読み心地。美しい文字
紙の本のようにシャープで美しい文字。ピクセルレベルで調整したフォントを読みやすく、くっきりと表示します。メモして共有
気になる箇所に追加できるメモは、編集も削除も簡単にでき、お持ちのPCにエクスポートすることもできます。ハイライトした箇所をFacebookやTwitterでシェアしたり、他のKindleユーザーがよくハイライトしている箇所を確認することもできます。パラパラとページをめくる感覚で
Page Flip機能で読んでいるページを開いたまま、ページごと、章ごとにパラパラとページをめくっていく感覚で、簡単にプレビューできます。片手で快適な読書
一般的な紙の本より軽いので、長時間の読書を片手で快適に楽しめます。読書に没頭できる
Kindleは読書に特化した端末です。Kindleには物語の世界に没頭できるよう、メールやソーシャルメディア、ショートメッセージなど、読書の妨げになる機能はありません。
という特徴が挙げられていました。
他にも紙の本以上の楽しみ方も載っていたのですが、父はそこまで使いこなす事は無いと思うので、あまり読みませんでしたが、注目するべきは、Kindleに搭載されるE Ink社のモノクロ16階調の電子ペーパーは、巷の液晶とは違い、それ自体が発光する事がないので目が疲れにくく、まさに本物の紙の本を読む感覚という風な、にわかに信じられない様な文言がありました。
モノクロの液晶は、デジカメのサブディスプレイで今も見るのですが、確かにバックライトが無くてもハッキリと見やすいとは感じます。
でもそれは数字やアルファベットの様な単純な表示だけなのですが。
ともかく、更に調べていきます。
Kindle電子書籍リーダーには、現在4種類の端末がラインナップされています。
それぞれに広告の有無モデルがあり、有りの方が2,000円ほど安くなる様ですが、煩わしいのでこの際無しモデルを選びます。
スマホで見ている方には見難いかも知れませんので、ざっくりと纏めてみます。
- 画面サイズは全機種6インチ
- 容量は全機種4GB
- 無印Kindle(一番左のKindle)以外はバックライト付き
- 解像度は無印Kindleが167ppiで、それ以外は300ppi
- 無印Kindle以外はWi-Fiの他に3Gモデルがある
- カバー付きは一番右のKindle Oasisのみ
と、こんな感じです。つまり、左の機種から順に機能や付属品が増え、そして値段も上がっていき、どこまでが自分に必要か見極めれば良いという事ですね。
画面サイズと容量が全機種同じ、そして解像度が1機種を除いて他は同じということで、Kindle Paperwhite以上を選ぶと自動的に高解像度、バックライト付きのディスプレイになります。
最廉価モデルの無印Kindleの潔さも捨てがたいですが、今回は私が出資者ではないので、上位3機種で選ぶ事にします。
しかし、ぼんやりとAmazonでKindleを見ていますと、【プライム会員限定】 「Kindle」「Kindle Paperwhite」 4,000円OFF というのを発見し、機種選びは一気にKindle Paperwhiteに決定しました。
そしてクーポンコードを入力し、商品をポチったので、早速その事を父に連絡をしたところ、
「で、色は黒だよね?」
と聞かれたので、一応注文履歴で確認をしてみますと、見事にホワイトを注文しており、慌ててキャンセルをして、もう一度ブラックを注文し直す事になりました。
Kindleは白以外売り切れだった、とか言ってやろうとも思ったのですが.....。
しかし、再度割引のクーポンコードを入力しても、そのコードは使えません、と弾かれるのです。
何度コードを入力しても弾かれるので、仕方なく割引クーポンの事を詳しく見てみますと、
クーポンが適用されたご注文がキャンセル、返品された場合は、その購入に使用されたクーポンは使用済みとなり、再利用できませんのでご注意ください
終わりました。
白以外は売り切れと言ったら良かったと本気で思いました。
今更定価で買う気になれません。家や車を買う時の4,000円引きとはワケが違います。
父には悪いですが、コスパ的に買う事は無いと思っていた、割引対象外の上位2機種で選ぶ事にしました。
我ながら最悪な選び方です。でも、こうでもしないと気が済みません。
この2機種、非常に決めるのが難しいです。気持ちも下がっていますし。
しかし、ぐずぐず考えても決まらないので、私がポチる勇気が出ない時や迷った時にするゲームで決める事にしました。
手順はこうです。
- Kindle VoyageとKindle Oasisの画面(タブ)を開く
- それぞれ注文確定の寸前の画面まで進める
- Kindle Voyage→Kindle Oasisの順で目を閉じてタブレットの注文確定のボタンを触れる
- 「確定」ボタンにヒットするまでサドンデス
これは鉛筆を転がして決めるよりもタチが悪いです。
つまり、結果が出てからポチるのではなく、ポチる事が即結果になるという、ある意味究極の方法なのです。
実は、ライカ M-D (Typ262)も、なかなか踏ん切りがつかなかったので、この方法でいきました。
確か3回チャンスの3回目で確定ボタンに触れてしまった記憶があります。Leica M-D (Typ262)の記事はこちら
まず一巡目。
目を閉じて先行Kindle Voyageの確定ボタンに予想をつけ、静かに触れてみます。そして目を開けると、指は確定ボタンのわずか上を押しており、購入には至らず。
そして後攻のKindle Oasis の確定ボタンを同様の所作で押し、目を開けると、真っ白な画面になっており、何かを読み込んでいる模様。
Kindle Oasisの購入が確定した瞬間でした。まさか一巡で決まるとは。
そして翌日、Kindle Oasisが到着しました。
それは思っていたよりも小さく、そして軽かったです。
開けてみると、中には薄っぺらい箱と厚みのある箱が入っており、薄っぺらい方がバッテリー内蔵のカバーだな、と一目でわかりました。
あ、説明をしていませんでしたが、このKindle Oasisにはバッテリー内蔵のカバーが付属しております。
他のものにはカバーが付いておらず、欲しい人は5,000円ほどのAmazon純正のものを買うか、社外品で探さなければなりません。
また、バッテリーが内蔵されているカバーはOasis用だけなので、これがまた機種選びを難しくする要因となっていました。
そして、カバー色は黒、茶色、赤の3種類があり、ここは無難に黒を選択。
箱から出すと、やはり薄い方がカバーで分厚い方が本体でした。
そして本体には電源スイッチの説明が書かれた紙が挟まれている模様です。
本体を退けると、下に充電や転送に使うUSBケーブルが入っており、緩衝材が白ければ、Apple商品と間違える感じです。
本体をビニールから出してみたのですが、挟まっていると思われていた説明の紙が、何やらおかしい事に気がつきます。
この紙に印刷されていると思っていたものは、ディスプレイ表示だったのです。
これには驚きました。本当に紙に印刷された様な質感です。
電源が切れていても表示は残るという事ですので、下手な本は読めませんね。
Kindleを閉じると、スクリーンセーバーがランダムで表示され、その状態では電池が消耗しないという事なのでしょう。
なんと無く消さないと落ち着かないのですが、そのうち父も慣れるという事にしておきます。
ともかく、そのまま閉じてもスクリーンセーバーに切り替わるので、下手な本を読んでも、そう人に見られる事は無い様です。
裏を向けると、バッテリー側が膨らんでおり、その境目が段差となっていて不細工にも見えるのですが、これが手に持ってみると、絶妙な重量バランス、そして指の引っ掛かりとなっていて、ちょっとした感動がありました。
そしてバッテリー付きのカバーとは、この接点で繋がり、またマグネットの力でピシャリとドッキングします。
カバーと本体をドッキングさせるとこんな感じになります。
買う前に思っていたよりも洗練されたデザインに見えます。
右側にある2つの縦型のボタンは、デフォルトでは上がページを進め、下が戻る機能となっています。
画面をタップしてもページを進める事ができますが、せっかくOasisにしたので、片手でページの操作を行いたいですね。
ドッキングの断面はこの様な感じです。
ぴったりとしており、また磁力は強いです。
これは財布と一緒に鞄に入れた時、クレジットカードやらの事が心配になるレベルです。
父に必要な本をインストールし、後は渡すだけとなったのですが、こうなってきますと名残惜しくも感じます。
大昔に読んだ芥川龍之介や江戸川乱歩の作品も勝手にインストールしておきました。
文字の大きさも変えられますが、このくらい小さい方が文庫本ぽくて好きです。
手帳と同じくらいのサイズなので、一緒に鞄に入れておくにも邪魔にならない大きさです。
自分のものではなく、また使用期間も極めて短かった為に、あまり詳しいレビューできませんが、こうして触っていると、その魅力に物欲が湧いてくるのを感じました。
今使っているスマホやタブレットの様に、キビキビと反応する事の無いモノクロ液晶ですが、読書専用と考えますと、これはこれで必要十分な性能に達していると感じました。今後どの様に洗練されていくのか、楽しみでもあります。
モノクロ液晶をみると、大昔に夢中になった初代ゲームボーイのモノクロ4階調ディスプレイを思い出し、あの頃はバックライト無しでも文句を言わずに楽しんでいたな、なんて思い、格安とも言える無印kindleを自分用に買うのもいいかも、と悪い考えが浮かんできます。
モノクロ16階調、167ppi、ゲームボーイの事を思うと、十分すぎる性能じゃありませんか。
その内、無印kindleのレビューなんて日もくるかも知れません。