アルコールストーブです。
アルコールストーブと言いますとトランギアが有名ですね。私も長く使っておりました。
しかしながら、蓋を失くすという大失態をかまし、暫くは自作のアルミ缶を加工した蓋を使っていたのですが、なんせ密封されていないので運搬時にアルコールが溢れたり揮発したりと...
仕方ないので引退させて、コンパクトなアルコールストーブを選定する事となりました。
そして見つけたTURM アルコールストーブですが、ヤフオクでの一目惚れです。
届いて箱を開けると、思ったよりかなりデカく、正直言葉を失いました。ぜんぜんコンパクトじゃありません。
一昔前のミシンのフットコントローラーぐらいあります。あ、分かりにくいですか、では、ワウペダルぐらいの大きさがあります。もっと分かりにくいですか...
タフな出で立ちが良い感じです。色使いも嫌いじゃありません。
開けるとこんな感じです。未使用品というのを買ったのですが、結構汚れていてビックリしました。でも古いものだし仕方ありません。世間ではヴィンテージと言うらしいです。でもヴィンテージの火器を買う時は気を付けないといけませんね。私はパッキンを全て交換しました。純正品ではなく、ホームセンターで買った適当に測ったものですが。
これはドイツ製らしいです。解説文もドイツ語ですね。
五徳を組み立てます。カチャンカチャンと小気味良くキマります。
これはこれで堅牢。スペース的に大型の鍋には向きませんが、かなりしっかりしています。
なんかサイドにノブが付いていますが、これはタンクのフタ兼火力調整ノブです。
しかし、当然の事ながら微妙な火力調整は苦手としています。でもガス式と比べる様な無粋なマネはいけません。ヴィンテージアルコールストーブは風情を楽しむモノなのです。(ホントか!?)
こんな感じでアルコールを入れます。ちなみに元々のパッキンは革製でした。
煮炊きのイメージ
何度かお湯を沸かしたのですが、このTURMアルコールストーブ、点火装置がないので、いちいちライターが要ります。しかもチャッカマン的な柄の長いものがあった方が安全です。
と申しますのも、着火直後に炎上するのです。しかも安定するまで明るい所では見えない炎が盛大に上がります。何度手の毛を焦がされた事か。(炎上のインパクトはケロシンバーナー程ではありません)
ともかくこのアイテム、私には無駄遣いでした。
今はタンクの中を乾かした後、適当にしまっています。
アルコールストーブにはロマンがありますが、ん〜、私には向かない様です。