ステンレス製ダッチオーブン SOTO 10インチ
SOTOのステンレスダッチオーブン10インチモデルを数年前から使っています。銀色に煌めく姿に惚れたのではなく、ただただメンテナンスが楽と聞き、乗り換えたという感じです。
最初はアウトドアではなく自宅の煮炊きで使っていた為、ピカピカの姿を維持していたのですが、薪火での料理に駆り出して以降ワイルドな出で立ちとなりました。
あの油分を含んだ煤(スス)というのは簡単には落ちませんね。風呂場で結構ゴシゴシとやったのですが、金属の細かい凹凸に入り込んでいるのか、時間をかけてもなかなか綺麗になりません。
でも、観賞用じゃないので諦めました。
このダッチオーブンではパンを焼いたり、カレーを作ったり、基本的な事は一通りやってみましたが、出来栄えは鋳物ダッチと大きな違いは感じませんでした。カレーが焦げるのでは、と最初は心配していたのですが、それもクリアです。
しかし、なぜか唐揚げを作った時に底にへばり付いて焦げました。
これは予想外でしたが、たまたまだろうという事で気にも留めずにいたのですが、ある日唐揚げを作るチャンスがやってきて、ここぞとばかりこのダッチオーブンで揚げたところ、またしても前回同様に焦付き、これはいかん!という事になりました。
それ以来、揚げ物はレミパンでやっております。(笑)
まあ、そんな事がありましたが、トマトソース系の煮込みも問題なし、そして出来上がったものを次の日まで放っておいても鉄臭くなりにくい、という利点はグウタラな私にとって大きく、やはりこのダッチオーブンに代わるものは今の所ありません。(より汚れを取りやすくする為に内面のバフ掛けも考えたのですが、元々厚みがある方ではないので、行動には移しませんでした)
ということで、ステンレス製のダッチオーブン、決して邪道ではありません。使っていてもブラックポットにはなりませんが、長年使っていると黒いヤツ同様に愛着はわきます。
ダッチオーブンを選ぶ際の一つの選択肢としてステンレス製も如何でしょう。