北海道の旅2019のついでに、昨年行った道東のキャンプ場で印象的なところがあったので一つご紹介したいと思います。
レイクサイドパーク・のとろ
2018年の北海道旅行後半、能取湖で潮干狩りをして、それを具に味噌汁や酒蒸しを楽しもう!と、家族みんな二週間の北海道旅行の中で最も楽しみにしていたのがレイクサイドパーク・のとろでのパオ体験でした。
これは「パオ」という、モンゴルの遊牧民が使用する移動式住居「ゲル」と同意のモノです。
ガッチリとコンクリの土台、そこに階段まで建てつけられており昨今のグランピングサテントに比べますと"建物感"はありますが、それでもこの形はなかなか雰囲気があります。
中に入りますと気持ちは更に盛り上がります。
小雨が降る天気だったのですが、それでも外光だけで十分に明るく、冬場は中央にストーブが置けるのですかね、地面のコンクリートと周囲の支柱を熱から守る処置もされています。
広さは、荷物を入れれば大人5〜6人が寝るのに十分なサイズといったところでしょうか。
電球やACソケットがあり、ハンガーを吊るすコードも掛かっています。その使い勝手はシンプルなバンガロー級といったところでしょうか。
我々家族は道具が多いので4人で一杯一杯でしたが、狭くて圧迫されるということはありません。
上に目をやりますと中央に煙突穴がありますね。
薪ストーブの煙突を直結させられるのでしょうか。
利用した季節が夏だったもので、迂闊にも聞きそびれました。
場所が網走にほど近いということで、この様な天井を見ますと、昼間に観光した網走刑務所の「昭和の脱走王 白鳥由栄の脱獄再現シーン」を思い出します。
こんな風に。
その影響か長男はずっと裸で過ごしておりました。
荷物を展開する前ですと、この様に中でドタバタ遊べます。
というか、中で遊ぶしかなかったのです。
この2泊3日も雨だったもので。笑
安定の雨男です。
一番降って欲しくなかったパオでの宿泊で見事に降られました。
さすが俺。(涙)
楽しみであった潮干狩りも中止です。
道具まで揃えたのに.....
でも大丈夫。
酒さえあれば。笑
道中、イオンで買ったウィスキーですが、ダラダラとロックで飲む分には右から2番目の四角いボトル「ニッカ フロムザバレル」が気に入りまして、どんどんと量を減らしていきました。
そしてこの年の北海道旅行以来、フロムザバレルは我が家の定番ウイスキーの一つとなったのでした。
夜は幻想的
パオの中にいると分からないのですが、トイレなどで外に出ますと、その見た目は更に印象的なものとなっています。
雨は降り続いていましたが、テン泊時にバタバタ聞こえる不愉快な雨音はあまり感じず、雨漏り的な心配も全くありませんでした。
影絵の様ですね。(もちろん仕込みです)
長男と私はコットで寝ましたが、家内と次男は授乳と添い寝の関係上、ダブルサイズのシュラフを床に直で敷いており、その寝心地はかなり痛かった様です。
でも、昼間に網走刑務所で見たタコ部屋の皆さんを思えば、これしきは甘えですよね。
枕なんて丸太でしたし。
なんて言えるはずもなく、その次の日にキャンプ場から30kmほどの距離にある「モンベル オホーツク小清水店」まで雨の中車を走らせ、連結できるタイプのインフレータブルマットを2つ買いました。
ただ、虫には注意!
芝もキレイでとても整備の行き届いたキャンプ場なのですが、一点気をつけて頂きたい事があります。
まずは公式サイトの注意書きをご覧ください。
虫さされにご注意を
当施設は自然豊かな環境にあり、季節によっては、“蚊”や“ぶよ”などが発生します。
防虫スプレーの持参など、事前の虫さされ対策をお勧めします。
なお、センターハウス売店にも防虫スプレーなどを販売しておりますので、ご活用ください。網走市公式ウェブサイト内「キャンプ場のご案内」より
私も事前に口コミやらを調べていたので、湿地帯が近いということもあり、蚊やアブに関してはそれなりの覚悟をしておりました。
実際、私が行ったお盆時のココはテン泊の人たちの事が心配になるほどの蚊の密度で、私もパオに横付けした車から荷物を出すときに、それなりの洗礼を受けました。
しかし、夜間トイレなどでパオの外に出た時にテン泊の方を見ると、皆さん蚊帳などに籠らず、普通に軽装で焚き火をされているので、蚊に関しては時間帯の問題なのかな、とも思いました。
道中買った北見のハッカは相当に効果がありましたので、これら防虫対策をきちんとされることをお勧めいたします。
ただし、塗りすぎは禁物ですよ。
目がチカチカし、家族も離れていきます。
「レイクサイドパーク・のとろ」また行きたいです。