Nikon D500を買ってから5ヶ月が過ぎました。
D500関連の過去の記事はこちら
Nikon D500を買った
Nikon D500 雑感
このD500の気に入っている所を、具体的に挙げてみたいと思います。
ここが好き!
- 軽くてコンパクト
- 画素数が多すぎない
- ちゃんと撮れる
当ブログをリニューアルする時に、いい加減な物言いを無くす、的な事を言いましたが、頭を捻って出てきたのが、この3つだったので、言葉を選ばずに挙げさせて頂きました。
軽くてコンパクト
これについては、ショッピング系のCMで端っこに表示される「個人の感想です」が適用されそうです。
ちょっと下にNikonのデジイチの重さを纏めたので見てください。
D3300 | D5500 | D7200 | D500 | D610 | D750 | D810 | Df | D5 |
460g | 470g | 765g | 860g | 850g | 840g | 980g | 765g | 1,415g |
D500よりも重い機種を赤で表示しているのですが、殆どの機種がD500よりも軽いです。先に「軽くてコンパクト」なんて書いてしまってちょっと恥ずかしくなりました。
重いD810と二台体制で運用してきたので、軽くコンパクトに感じるというのもあると思うのですが、それよりもD500のグリップの深さ、形状が秀逸で、本当に握りやすく構えやすいので、軽くコンパクトに感じるのだと思います。
また、シャッター音が変に響かず引き締まっているのも、軽くてコンパクトと感じさせるのに一役買っている様にも思います。でも、これも「個人の感想です」が適用されそうな気が...。
絶対的な重量はNikon機の中でも重い部類に入りますが、そのグリップの形状や重量バランスから、実際の重さよりコンパクトなカメラに感じさせてくれる、という事です。 |
画素数が多すぎない
またしても私の気のせいかも知れないので、Nikonのデジイチの有効画素数を纏めてみます。
D3300 | D5500 | D7200 | D500 | D610 | D750 | D810 | Df | D5 |
2,416万 | 2,416万 | 2,416万 | 2,088万 | 2,426万 | 2,432万 | 3,635万 | 1,625万 | 2,082万 |
D500よりも画素数が少ない機種を赤で表示させてみました。
なるほど、DfやD5よりは多いですが、全体でみると意外にもブービーを争っています。
また、DXフォーマットの中では最も画素数が低いという事もわかりました。
画素数が低けりゃ低いほど良い、とは言いませんが、私の現像環境は低スペックのデスクトップPC一台で賄っており、デジカメを趣味にしていると豪語する割に、環境は実に貧弱です。
ですので、PCの負担を考えると、画素数は低い方が助かるのです。それに画素ピッチ(センサーサイズ÷画素数)にも余裕がでますしね。
この10年で500万画素機から3,600万画素機まで使ってきましたが、今の私の答えは2,000万画素で十分というものです。
鳥を撮るなら、時には大胆なトリミングも必要かも知れませんが、私が撮る動きモノは、子供ぐらいのものですので、フレームの真ん中で捉える事は容易いですし。
ちゃんと撮れる
ここまで記事を書き進めてきた事で、ようやく自分の頭の中がまとまってきました。
「ちゃんと撮れる」これは、ズバリ「歩止まり」の事で、「下手くそな私でもちゃんと撮れる」という事です。(それなりに)
D500はヒット量産のド安定カメラです。逆にこの場合の”ちゃんと撮れないカメラ”というのは、場外ホームラン狙いのカメラで、例えるなら先代のシグマDPシリーズとかそんなところです。
私は気が小さい方なので、幼稚園の行事の前の日なんかは、明日はちゃんと場所取りできるだろうか、良い画が撮れるだろうか、なんて以前は心配しておりましたが、このD500の少ないシャッターチャンスをものにできる高スペックが御守り代わりになり、今ではイベント当日が待ち遠しく思える程です。
お陰で行事の前の日も心配せずに寝られる様になりました。
見易いファインダー、高性能なオートフォーカス、高い連写性能、余裕のバッテリーライフ、これらが高次元でバランスされたD500は、場所取りが苦手でシャッターチャンスの少ない人にオススメ、という事です。 |
場所取りが上手く、シャッターチャンスの多い方にも、もちろんオススメですよ。
この様にまとめてみますと、私のD500愛をご理解頂けたと思います。
褒めてばかりではアレなので、最後に一応批判めいた事も。
ここがちょっと残念!
- シューカバーが欲しい
- USB接続でカメラから直接読み込んでいる時の電池の減りが激しい
- タッチパネルにキビキビさが足りない
- 高感度画質が期待はずれ
シューカバーが欲しい
フラッシュが付いていないD500ですが、同じく付いていないD3やD3S、D3Xには、シューカバーが付いていた気がします。
私は面倒でもシューカバーを付ける派なので、付いていて欲しかったです。
ちなみにこのシューカバーを買いました。
USB接続でカメラから直接読み込んでいる時の電池の減りが激しい
たまに忘れて数時間繋ぎっぱなしにしていると、バッテリーが空になっています。(自業自得)
きっとカードリーダーを買えって事ですね。
タッチパネルにキビキビさが足りない
とりあえず実装された感が強いタッチパネルですが、オートフォーカスや連写など、本体の他の性能がキビキビし過ぎているせいか、奇しくもタッチパネルのノロさが際立つ形となっています。
でも、拡大した画像を見る時など、以前の物理キーよりもスムーズにスクロールできるので、まったく使えないという事ではありません。
高感度画質が期待はずれ
APS-C機なので、高感度にはそれ程多くは期待していなかったのですが、発売前の情報にAFエリアの広さと共に、常用外ではありますが、iso160万越えの数字を見て、その桁違いの世界に興味を持ちました。
なんせ、それまで使っていた同じくAPS-C機であるX-Pro2の高感度画質が良かったもので。
当然と言えば当然なのですが、やはり上がりすぎたハードルを越える事はできず、蓋を開けると甘く見ても、iso3200以上はキビシイ画質でした。
やはり撮像素子のサイズは嘘をつきませんね。
運動会で使ってみました。
先日、息子の運動会に行きました。
昨年のD810に対して今年は撮影枚数がほぼ倍になりましたが、ピンボケの枚数が去年より圧倒的に少なく、D500のAF性能の高さを見せつけられました。
また、70-200のテレ幅いっぱいの200mmを使う事が多いのですが、昨年のFXフォーマットという事で数値通りの200mmに対して、今年は換算値で300mmまで使う事ができ、最前列に入れない私でも息子を大写しでき、大変満足でした。
また、連写性能がD810の秒間5連写から、D500では10連写になった事で、一瞬を狙うのでは無く、とりあえず連写をしておき、後で良いのを選ぶという、良い意味で緊張感の無い撮影ができました。
良いのか悪いのか、どんどん機械任せになってきている気もしますが、私の中で行事の撮影は失敗できない感があるので、凄く助かっています。
今後、このD500を使いこなし、その上で感じた事などを、このブログ上で作例を交えつつ発表したいと思います。
そんな感じです。