調理器具

南部鉄器 たこ焼角型16穴 CA30L

今年は白物家電のレビューを〜、と息巻いておりましたが、まだまだ違うものが続きます。

たこ焼きの鉄板です。

今までに電熱系のたこ焼きプレートでは数え切れない程のたこ焼きを焼いてまいりました。
ですが、どうしても鋳物の鉄板で、そしてガス火で焼いてみたかったのです。
外カリ、でも中半煮え、という失敗をしてみたかったのです。(ウソ)

そこでまず迷ったのが、このアイテムです。

電熱とは違うガス火で焼くたこ焼きは格別だとかで、ネット上での評価も高い品です。実際何度もAmazonのカートに入れるところまでいきました。

しかし、意を決して家内にガス火でたこ焼きが〜、の話をした時、それはもう取り付く島がない程に却下され、これはもし買った事がバレればお互い気分が悪いな、という事で、このアイテムを諦める事にしました。でも諦める本当の理由は表向きとは違い、鉄板がフッ素加工のアルミ製、そして火力がそれ程強くなさそう、という事が理由です。

つまり、嫁に睨まれたぐらいでモノ購入を躊躇わない!と強がっているのです。

ともかく、将来的にカセットコンロも買う事を想定して、鉄板のみで売られているこの2つの中から購入する事に。

2つとも鋳物のたこ焼き鉄板です。
大きな違いは一度に焼ける個数。これは食いしん坊にはデカイです。
他、画像からわかる違いは穴の配列、そして縁の加工ぐらいでしょうか。
上の23穴の方は、その個数から縦横均等な配列ではなく、たこ焼きをひっくり返す時、お隣同士を切り離すのに難儀しそうな気がします。
また、縁の加工ですが、上の23穴の方はツラに近いのに対し、16穴の方は割と縁が立っていて、より多くの生地を流し込め、また穴と穴の間隔に余裕があるので、周りの余分な生地を巻き込み、より大きなたこ焼きが焼けそうに感じました。

という訳で、食いしん坊ながら16穴の方をチョイス!

この鉄板もなんとなく家内に、モノホンのたこ焼きは鋳物やで!とか言って、買いたい意思のようなものを微妙に覗かせてみたのですが、こちらはとりつく岩場が残る程度の却下に感じたので、こっそりとAmazonで購入しました。


品物が届きました。

うまく品を受け取り、箱を玄関の分かりにくいところに置いておいたのですが、何故か直ぐにバレてしまい、結構な目に遭ってしまいました。ちなみにバレた時、私はHDMIケーブルに足を引っ掛け、危うく転びかけました。

しかし、揉め事的には想定よりマシな感じだったので、あの時感じた"岩場が残る程度の却下"という私の感性は正しかったと、変な自信がつきました。

送られてきた箱ですが、これは私の愛用している南部鉄器のホットサンドメーカーに似ています。
それもそのはずで、これも同じくOIGEN(及源鋳造株式会社)の製品であり、そのホットサンドメーカーも素晴らしい逸品だったので、たこ焼き鉄板への期待も膨らみます。

箱を開けるとビニール袋に包まれた鉄板が顔を出しました。
外箱の大きさでおおよそ気が付いていた事ですが、実際に中身を見ると思ったよりもコンパクトで可愛く見えます。

よいしょと裏向けますと、ただの凸凹ではなく、なんだか補強の様な不思議なパターンが。(五徳上で水平を保ち、また熱を均等に伝えるためのものか、IHに対応させる為なのか)

鉄板と言いますと、面倒な焼き慣らし作業があります。
私は何故かこれを深夜にします。不思議にその方が捗るのです。

しかし困ったもので、こんな特殊な鉄板の焼き慣らしは初めてです。
しかもこんな時に限って冷蔵庫の中にはマトモな野菜(香りが強い野菜のヘタ等)がなく、仕方ないので、ヨボヨボになった古い生姜を使う事に。

この様に竹串二本で刺してハンドリングしやすくします。

そして熱せられた鉄板の丸い溝という溝にこいつを這わします。

我ながら名案では!?と少し興奮気味にゴリゴリ、ジュージューと炒めていきます。

もちろん穴以外の場所も擦ります。取っ手も例外ではありません。

そして焼き慣らしが終了し、一晩冷ましました。

晴レの鉄板開きの為に色々なアイテムを取り寄せましたが、それはまた気が向いた時にでもまとめてご紹介するかも知れません。

左からキッチンペーパー一枚で油が引けるアイテム、真ん中が樹脂製のピック、そして右が普通のピックです。
下の画像は盛舟ですね。お店で出てくる物よりも薄っぺらく感じましたが、実用に問題はなさそうです。

材料を用意し並べます。もちろん撮影のためです。(笑)
食いしん坊なので、いつもは控え目な天かすをここぞとばかり大量に用意しております。

油を十分に引いて生地を流し込みます。
外枠いっぱいまで注ぐのが、まんまるで大きなたこ焼きを作るポイントです。

それにしてもさすがはガス火です。
生地が沸いてタコが踊ります。

1/4回転ずつさせていきます。
電熱系たこ焼きプレートの時よりも明らかに早く回せる段階にきます。
しかも火力は中火です。
強火で作るとそれこそ、外サク(焦げて)、中半煮えになると思います。

お気付きかも知れませんが、初回という事で多めに油を引いています。
そのおかげか、今の所スムーズにいっております。

くるりと一回転。丸くなってきました。

ハイ出来上がり。ともかく早いです。早いのですが、穴が16個なので、20個以上が当たり前のホットプレートに慣れた食いしん坊にはチト厳しいのが本音です。

せっかく木製の盛り付け皿を買ったので、それを使ってみます。

う〜ん、出汁を取る時にかつお節を使い切ってしまい、青海苔しか散らすことができず、見た目がイマイチです。

結局、美味しかったのですが、何が作用して美味しかったのかよくわかりませんでした。
前まで使っていた電熱系たこ焼きプレートとは鉄板の素材や加工、そして熱源が違います。しかも毎回使用する食材も違いますし、出汁の取り方や粉の量だっていつも違います。
何が作用して味が変わったのか、次回は電熱系たこ焼きプレートとこの南部鉄の鉄板を同時に使い、同じ条件で検証することをお約束します。


ともかく美味しかったです。そして早く焼けました。

ぬるま湯を沸騰させてみると、鉄板の温度ムラがよくわかります。
ちなみにうちのコンロでは真ん中、そして手前の温度が他に比べ低い様です。換気扇によって炎が乱れたのか、はたまたエアコンの風流か、それとも鉄板の特性なのか、それが分かるのはもう少し先のことになりそうです。

そして使用後の片付け、お手入れですが、最近100均の束子に圧されて影が薄かったカルカヤ束子が、このたこ焼き鉄板を買った事で再評価されています。(この鉄板には最高の働きをします)

「かるかやたわし(小)」の記事はこちら

先ほど沸騰させたお湯にかるかや束子を入れ、茶漉しの如くシュポシュポと一穴ずつ擦ります。


少し荒っぽいですが、現時点で感じた良かった点と残念だった点をまとめておきます。

まとめ

良かった点

  • ホットプレートよりも強火が可能で、出来上がりが早い
  • 換気扇の下で調理できる(ホットプレートでも出来なくは無いが)
  • 後片付けが鉄板一枚のみでコンパクト
  • お店のたこ焼きっぽい食感が出せる(いつかきちんと比較します)
  • キャンプ場など電源環境の整っていないところでも調理可能

残念だった点

  • 一度に焼ける個数が少ない
  • 火力調整が必須

 

残念だった点に「火力調整が必須」と書きましたが、逆に私には”調理している感”が増して魅力的でした。
焦げと隣り合わせの中、好みの食感に近づけるために試行錯誤するのが、なんとも新鮮で楽しく、その時確かに鉄板と私はたこ焼きを通して会話をしていました。(笑)

 

ガス台に陣取り、換気扇をつけ、ビール片手に一人で楽しむにはおあつらえむきのこのアイテム、お一つ如何でしょう。

-調理器具

© 2021 モノ好き Powered by AFFINGER5