底板モンスター「男のソテーパン」(外見編)
暑苦しいネーミングのソテーパン、その名も「男のソテーパン」をご紹介します。
家内には12mm厚の極厚鉄板を買ったら離婚、とまで言われていますので、本来ならば極厚鉄板を買って、家庭内のいざこざも含めて記事にした方が面白そうなのですが、今回は昔に買って一度ホットケーキを焼いたっきり、実家の屋根裏部屋に置きっ放しだったスキレット(ソテーパン)を持ち帰りお茶を濁す事にしました。
早速見ていきましょう!
こうして見ると普通のフライパンですね。
ハンドルがこんな感じ、またアシストハンドルも付いているので、なんとなくスキレットっぽいなとも感じます。
一応フタも付いており、そこもまたスキレット感が出ています。ハンドルも本体とおそろいですし。
また、本体とフタとの噛み合いですが、極JAPAN厚底フライパンやユニフレームのスキレット全般と比べますと、横軸のスライド幅が大きく、ユルユルな印象を受けました。
でも、今後このソテーパンに合うフタを探すという楽しみができました。
それとこのフタですが、最初に使う時はしっかりとゴシゴシ洗うことをお勧めします。キッチンペーパーなんかで内側を拭うと、鉄粉で真っ黒になります。
うん。普通のスキレットですね。
多少、側板が立っているな、という事以外は。
このソテーパンが入っていた箱に、この様な鉄の塊が入っていました。
説明を読むと、このソテーパンに使われている底板と同じもなので、これを見てイメージしてみろ!との事でした。
今、我が家のエースパン(フライパンのエース)には、turk(ターク)のフライパンが君臨しています。
このターク クラシックフライパンは結構な板厚で、大変重く扱い難いが、餃子やステーキが美味しく焼けると家族も喜んでいます。
ですので、ちょいとこの板切れと比べてみる事にします。
男のソテーパンやりよる。
ということで、 ロッジやユニフレームのスキレット、極 JAPAN の厚板フライパン、タークのフライパンなどの底厚を調べてみました。
- ロッジ スキレット 5mm
- ユニフレーム スキレット 3,2mm
- ユニフレーム ダッチオーブン 4,5mm
- 極 JAPAN 厚板フライパン 3,2mm
- ターク クラシックフライパン 2,5mm
- 男のソテーパン 6mm
サイズはそれぞれ10インチ程度のもので調べました。
男のソテーパンの6mmよりも、ユニフレーム製品はスキレットとダッチオーブンで厚みが違うという点に目が行きました。スキレットのハンドリングを良くする為の工夫でしょうか。
また、ロッジの5mmは側板も同様の厚さだと思いますので立派です。
男のソテーパンの側板厚は3,2mmですし。
それと、turkより極JAPANの方が厚いのですね。毎日使っていて気付きませんでした.....。
続けます。
曲げられた直径9mmの鉄棒のハンドルはガチガチに溶接されています。また、その長さは15㎝です。
アシストハンドルも同様に直径9mmの鉄棒が使われています。
あと、このアシストハンドルを見て思い出したのですが、この男のソテーパンには両手鍋タイプもあり、オーブン料理好きの方には、コンパクトで入れやすい両手鍋タイプをお勧めします。
製作は中華鍋で有名なあの山田工業所で、私も30㎝の物を使っています。
クック&ダインとのコラボ企画で生まれたこのソテーパンは、至る所溶接だらけです。
底板の溶接は外周をぐるりと一周しており、その様は試作品感がプンプンとします。
側板はほぼ垂直で内側は溶接が無くこんな感じです。
内側には継ぎ目が確認できますが、長期間放ったかしにしたにもかかわらず、そこにサビは浮いておりません。
ただ、こんな外周を溶接する方法よりも、板厚6mmぐらいですとプレス機の絞りで曲げているメーカーもありますし、そっちの方が私は好みです。
ソテーパンですので、側板の高さは6,5cmと割と高く、カレーやちょっとした揚げ物ぐらいはこなせそうです。
しかし溶接のせいでしょうか、見れば見るほど試作品感が強いです。プロトタイプ臭といいますか.....。
でもそういうの嫌いじゃないです。
10インチのスキレット入れに突っ込んでます。
これもクック&ダインで買いました。
大きさに程よく余裕があり、無理やりファスナーの開閉をする、という感じはありません。
フタをした状態で仕舞っても、カンカン、ガチャガチャと鳴らない程度のフィット感もあり、これ以外のケースはないといった感じです。
ロッジのハンドルミットを装着しましたが、ピッタリでした。
まとめ
ここまで試作品感(手作り感?)を押し出すプロダクトなのでしたら、さらに踏み込んで底板厚を9mmに設定してくれたら良かったのに、なんて思いました。
ロッジの鋳物製スキレットが5mmということで、底板厚を売りにするのでしたら、真似できないところまで振り切っていた方がキャラクターがより際立ちますし。
もちろんその重みからハンドリングは悪くなるでしょうが、もう6mmの時点で振る事は厳しいと思いますので、大して変わらないのでは、なんて思います。
そして、そこまでの厚みでしたら、プレス機での絞りは難しくなるでしょうし、この溶接スタイルの必然性が増すと思うのですが、如何でしょうか。
今回は外見のみでここまで好き放題言いましたが、実際に色々な料理に使うと、また印象が変わることもあると思います。
先ずはステーキや餃子、そこから煮込み料理などにも挑戦します!
尚、ホットケーキは綺麗に焼けた記憶があります。
続きはこちらへ↓