北野天満宮の灯篭に大黒さんがおられます。
誰が言ったか知りませんが、両鼻の穴に小石をいれて、それが落ちなかったら願いが叶うとか叶わないとか。しかもその小石の大きさが大きい方が良いとか。
大黒さんの灯篭の周りには、小石が沢山落ちています。
しかし私には、一度試したらその小石以外は使わない、というマイルールがあります。
つまり、小石を選ぶところから運だめしは始まっているのです。
向かって右側の鼻の穴になかなかの大きさの小石がすっぽりとハマりました。
これならもっと大きいのを試しても良かった、と思ったのですが、あまり欲張るのはいけません。
大きければ大きいほど落ち易くなりますので、リスクが高いです。
ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターンまさに人生の縮図です。
小石選び一つにも生き方が滲み出ます。
向かって左の穴は右側と違って傾斜が激しく、小石選びは右側以上に慎重になります。
故に、吟味する時間も長く、一生懸命に取り組んでいると、外国人観光客の人だかりができてしまいます。
さて、左側の鼻の穴ですが、今回の私の出した答えはコレです。
失敗を恐れ、適当なところで手を打つ、妥協の人生、よく言えば足るを知る、てな具合にその時の自分の生き方、精神状態がよくわかるこの運だめし、割と好きです。
この季節は太陽の熱線に外国人観光客の熱視線、これらに耐えながらしなくてはならないので、割と短期決戦を目指して小さめの石で妥協する人も多いのではないでしょうか。
左側の小さい石に”クスッ”とした人、一回やってみ。
やったら分かるって。
ホント難しいですよ〜〜。