調理器具

謎のグリル(鋳物)

このブログでは頻繁に”鉄板”というワードが出てきます。

そして私生活でも頻繁に”鉄板鉄板鉄板”と騒ぎ立てております。

先日、家内の母、つまり義理のお母様の家にご飯を食べに行った時、こんなのが出てきたからどうぞ持って帰ってね、とコレを手渡されました。

ともかく、私のこうした声が家族の外に漏れている事を知り身震いした瞬間でした。

 

さて、このグリル、蓋は蛇足だなとまず感じたのですが、それよりもこのギザギザ、割と深くて洗うのに難儀しそうだぞ、など色々ネガティヴな想像をしてしまいます。
しかし、案外雑に真鍮ブラシで擦るだけで、焦げ付きなどの汚れがこそげ落とせる事を知り、タレ付き肉もどんどん焼いていこうという気になりました。

こうしていると目立たないのですが、ハンドル部に割れがあり、熱した時にパッカーンと開きます。

全体に薄っすらとサビが浮いているのですが、使っているうちに慣れるだろうという事で、本格的なサビ落としの作業はしておりません。

この部分に脂やらが垂れてくるですが、割と直ぐに一杯になり、こまめにキッチンペーパーなどで吸い取ってやらなければなりません。

コンロを水平に見て鉄板を撮影すると、汁受けに向かって角度がついているのが分かります。
ソーセージはまだ焼いていないので分かりませんが、ひょっとしたら転がるかもしれません。それくらいの傾斜はあります。

裏側はこの様になっています。
何なのでしょう、このアコースティックギターのトップ材裏にある力木を彷彿とさせるヒダは。
それこそ鉄板の反りを防ぐための補強でしょうか。それとも火力を均等に伝えるための工夫なのでしょうか。
はたまた後片付けがしやすい様にヒートシンクを設けているのでしょうか。

ともかく、ユニフレームの「テーブルトップバーナー US-D」ではこのヒダヒダのせいで火が遠くなり、肉がバリバリと焼ける温度に達することはありませんでした。(外気温10度以下)
しかしながら、室内のガスコンロで運用すると、これが面白い様に高温となり、どんどんお肉が焼きあがりましたので、やはり低い外気温とテーブルトップバーナー US-Dの実力不足という事だったのでしょう。


 

さて、この鉄板ですが、ハッキリ言って場所を取るので邪魔です。しかも下手にフタが付いているので余計に嵩を取るのです。
過去にこれに似た形のジンギスカン鍋も所持していたのですが、その使い道の狭さから、正倉院(実家の屋根裏)のどこかにしまい込んだまま、20年近く見ておりません。

この鉄板も死蔵状態になる予感がプンプンとしますよ。

困ったものです。

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